村井宮城県知事は、県が夜間に開設しているJR仙台駅前の大規模接種センターについて、1月末までの期限を延長する可能性もあるとの考えを示しました。

 村井知事「宣言によって県民の皆様に危機意識を持っていただき、ワクチン接種等について積極的に協力をいただける環境が整ったと思っております」

 村井知事は16日の会見で、県が2月13日までの延長を決めたみやぎ医療ひっ迫危機宣言の効果について、ワクチン接種への意識が高まったと評価しました。

 県は日中に通勤や通学のある世代が接種を受けやすいよう、JR仙台駅西口近くの商業ビルに大規模接種センターを設けていて、8日からは当日の空きがあれば予約無しの接種も受け付けています。

 大規模接種センターが開設されるのは31日までの予定ですが、この期限について村井知事は次のように話しました。

 村井知事「協力していただける会場、協力していただける医療スタッフがいてということになりますので、現在調整中でございます。延長もありうると思います」

 また、国内で新型コロナの感染が見つかってから15日で3年になり、県内の累計の感染者は50万人に達しました。この間を振り返り、次のように述べました。

 村井知事「緊急事態措置を2回、まん延防止等重点措置を3回発令を致しました。大規模接種センターを開設し、全数把握の見直しなどその時々に応じた対策を実施してまいりました。正直を申しまして、もう3年も過ぎたのかというのが印象でございます」