若者らでつくる市民団体が、仙台市青葉区の公園でたばこのポイ捨て状況を調査しました。今後、結果をまとめて市に対策を提言する考えです。

 大学生や専門学生などでつくる市民団体が15日、青葉区の勾当台公園を30分ほどかけて回り、公園内に落ちているごみを調査しました。

 特に多かったのは、たばこの吸いがらです。灰皿の置かれた周辺だけでなく、ベンチの周りなど様々な場所に落ちていました。

 子どもが遊ぶ公園で、吸いがらは誤飲の危険があるほか、プラスチックから成るフィルターの部分が海に流れることで生態系に影響を及ぼす恐れがあるということです。

 団体では、分煙が進み喫煙所が少なくなったことで屋外で吸う人が増え、たばこのポイ捨てが増加したと分析しています。

 SFG本田明莉代表「近くに喫煙所がないから多分捨ててしまうのかなという感じがしたので、吸わない人と吸う人が共存できるような街にしていかないといけないということをみんなに伝えられればいいかなと思います」

 団体では、調査結果を元に24日、仙台市に対し市内に喫煙エリアを設置することやマナー向上の啓発活動を強化することなどを提言することにしています。