青森県八戸市の駅弁業者、吉田屋の弁当を食べた人が体調不良を訴えている問題で、宮城県で食中毒が疑われる症状を訴えている人は29人に増えました。

 宮城県と仙台市の21日午後5時時点の集計によりますと、吉田屋の弁当を食べおう吐や下痢など食中毒が疑われる症状を訴えている人は、6歳から94歳までの男女29人に上っています。

 29人は、吉田屋の函館わっぱめし海鮮ミックスを16日に食べたということです。

 いずれもヨークベニマルの県内外の店舗で売られていました。

 県は更に16日と17日に宮城県のイトーヨーカドー2店舗や、イオンスーパーセンター6店舗で吉田屋の弁当が売られていたことを明らかにしました。

 県は八戸市保健所から調査依頼があったことから、これらの弁当を食べて症状があった場合は連絡してほしいと呼び掛けています。

 JR東日本は22日の記者会見で、吉田屋の弁当を仙台駅構内で16日まで販売し、17日から停止したことを明らかにしました。

 JR東日本担当者「駅で購入されたお客様から、体調不良の申し出はございません」

 JR東日本は、今後の取引について八戸市保健所などの調査結果を踏まえて判断する考えです。