khb東日本放送は、開局48周年の記念イベントあすとつながるぐりりパークを30日から2日間、仙台市太白区あすと長町の杜の広場公園とkhb本社で開催します。
会場には、khb子どもの笑顔を広げようキャンペーンの一環としてkhbぐりり募金が設置されます。寄付金は、東日本大震災の被災地の子どもたちを支援するハタチ基金を通じて、学習支援などに役立てられます。ハタチ基金で、子どもたちを支援しているNPO法人を取材しました。
次々と作られるたくさんのおにぎり。
「これはエスリビング(学習教室)に来た子どもたちに食べてもらうために作っています。5分で50個のおにぎりが無くなるので作りがいある」
仙台市宮城野区榴岡の学習教室です。生活が苦しい家庭の子どもたちを支援するNPO法人キッズドアが無料で開設しています。
仙台市やその近郊の中高生が利用しています。経済的な事情で塾に通いたくても通えなかったり、学校になかなかなじめないなどの理由で、約120人が曜日ごとに分かれて利用しています。
高校生「塾に行かせようとお母さんは考えていたが、知り合いからキッズドアを教えてもらって。NPO法人が運営していてお金もかからないということでここを選んだと思う」「通っている生徒の自主性に任せて、どんな勉強でもやっていいというスタイルで、困ったことがあったらボランティアの大学生に聞いてくださいねというスタイル」
生徒たちの勉強の手伝いをしているのは、地元の大学生や社会人。全員ボランティアです。
キッズドア對馬良美部長「友だちと同じように塾に通いたいとか家庭教師に教えてほしいとか習い事に通いたいと思っても、経済的な理由でできない家庭がたくさんある。ボランティアに教えてもらえる場所は、子どもたちにとって必要」
こうした取り組みなどを支援しようと、khb子どもの笑顔を広げようキャンペーンの一環として、ぐりり募金を設け、皆さんからの寄付を募っています。
寄せられた募金は、公益社団法人ハタチ基金を通じ、キッズドアのような学習支援や子どもたちの交流の場を設けている団体などに助成金として渡されます。
キッズドア對馬良美部長「寄付が無いと運営していくのが難しいのでありがたい。子どもたちが通いやすく居心地の良い場所をつくる上で、皆さんからの寄付は非常にありがたい」