11月5日は津波防災の日です。仙台市の沿岸部で訓練が行われ、住民たちが避難経路を確認しました。

 訓練は、太平洋沖を震源とする地震が発生し大津波警報が出たという想定で、仙台市の53カ所で一斉に行われました。

 海から約2キロの場所にある若林区荒浜の笹屋敷地区は最大2.4メートルの浸水が想定されていて、周辺住民約50人が高さ11メートルの津波避難ビルに避難しました。

 笹屋敷地区は高齢者世帯も多く、垂直避難の課題も見つかりました。

 参加した住民「階段がひどかったですね。歳をとっているから」「階段上るの大変だった。体ちょっと不自由だから」

 参加者は、VR=バーチャルリアリティを使って津波を疑似体験し、津波の浸水スピードや大きさなどを体感しました。