今シーズン最後の渡り鳥調査が宮城県で一斉に行われ、北帰行がほぼ終わったことが確認されました。観測開始以来、最も早い北帰行の終了です。

 調査は宮城県の約500カ所の沼や河川で一斉に行われ、県の職員などが双眼鏡を使って鳥の数を確認しました。

 調査では中継地の秋田県などに渡ったガンが、最近の寒波や積雪で戻って来た様子も見られましたが、北帰行がほぼ終わったことが確認されました。

 今シーズンは暖かい日が続いたため、例年2月上旬に始まるガンの北帰行が1月上旬に始まり、約1カ月で終息したとみられています。1970年の調査開始以来、これまでで最も早いということです。