2023年度で55年の歴史に幕を閉じる宮城県の高等看護学校で、最後の卒業式と閉校式が行われました。

 1969年に宮城県で初めて准看護師から看護師への進学課程として開校した県高等看護学校は、これまで2000人を超える卒業生を輩出してきましたが、少子化や看護師免許を得るための進路が多様化したことなどから、2023年度で閉校することになりました。

 只野里子校長は、主体的に学び続けることを大切に、最後の卒業生として誇りを持ってほしいと34人の卒業生を激励しました。

 卒業生「最後の卒業生として恥じないように、ここの学生なんだということを誇りに思って看護師、これから働いていきたいと思います」「ちょっと寂しい気持ちはあるんですけれども、この学校を卒業できてうれしく思います。語学力を生かしてグローバルに活躍できる看護師になりたいと思います」

 卒業生は、宮城県の医療機関などに就職するということです。