日本製鉄が買収を計画しているUSスチールの3月までの3カ月間の決算は最終損益が約168億円の赤字となりました。

 USスチールの今年1月から3月の決算では売上高は前の年の同じ時期に比べて約10%減少し、37億2700万ドル、日本円で約5400億円に、最終的な損益は1億1600万ドル日本円で約168億円の赤字になりました。

 USスチールは決算の説明資料の中で日本製鉄による1株当たり55ドルでの買収の重要性について従業員の支持する声などを交えながら説明し、すべてのステークホルダーに多大な利益をもたらすと改めて強調しました。

 一方、アメリカメディアによりますと、有力な「物言う株主」サード・ポイントが1日、買収実現への期待感からUSスチールの株式を保有していることが明らかになりました。