風車の羽根が落下し、近くにいた男性が死亡。風が吹くなかで風力発電の羽根が折れました。

■風力発電 羽根が“落下”なぜ

 海岸線に並ぶいくつかの風車。羽根が折れる瞬間の映像ではパーツが落下し、手前の風車の動きが止まりました。

 風車は3枚の羽根のうち1枚が破損。回ることなくグラグラと風に揺れています。地上では強い風が吹いていました。

 落ちた羽根の近くでは高齢の男性が倒れていて、意識不明の状態で搬送されましたが、死亡が確認されました。

 秋田市内では、2日午前8時前に最大瞬間風速23メートルを観測。

 2年前のこの日もやはり秋田市で20メートルを超える強い風を記録。風力発電の風車も勢いよく回っていました。

 風を必要とする風車が風によって破壊されるのでしょうか。

 風によって風車が破壊される事例は過去にもあり、2020年には台風によって鹿児島県で。

 また、支柱が根元から倒れてしまう事故も。

 今回の事故について、警察は男性の死亡の原因と羽根の落下との関連を調べています。