埼玉県八潮市で道路が陥没し、転落したトラックの男性運転手が死亡した事故で、消防は発生直後の救助方法について「最善を尽くした」としたうえで、検証する場を設ける方針を示しました。
1月に八潮市で道路が陥没し、トラックが転落した事故では、2日早朝に下水道管内に取り残されていた男性運転手の救出作業が行われました。
県によりますと、警察や消防など約50人が作業にあたり、男性は運転席部分で発見されましたが、救出開始から約2時間後に現場で死亡が確認されました。
2日午後に行われた「災害対策本部会議」では、埼玉県の大野元裕知事が男性に対し哀悼の意を表しました。
事故発生直後の救助にあたった草加八潮消防局は当初の救助方法について「最善を尽くした」としたうえで今後、検証する場を設ける方針を示しました。
現在も下水道管の中に残っているトラックの運転席部分の引き上げについても県はできる限り速やかに実施したいとしています。