観光客が多すぎて白川郷で悲鳴が。外国人にも人気の白川郷が“予約制”を検討。どう変わるのでしょうか。

 世界遺産にも登録され、合掌造りなど日本の原風景ともいうべき美しい景観をなす白川郷。

 ゴールデンウィークには多くの外国人観光客が訪れ、混雑しています。

観光客 「中国から来ました」 「ブラジルから」 「台湾から」

 人口約1500人の岐阜県白川村に対して去年、訪れたのは200万人余り。

 橋の上はあふれんばかりの人で、渡るのも大変そうです。

 また、私有地に勝手に駐車する人やごみのポイ捨て、渋滞も起きているといいます。

白川村役場 観光振興課 小瀬智之さん 「混雑面では住民も巻き込まれてしまう。交通渋滞の他にもマナー問題があり、色んな意味で観光に対する負荷が出始めている」

 村ではオーバーツーリズム対策の一つとして、ツアーバスに対して駐車場の「予約制導入」を検討しているといいます。

白川村役場 観光振興課 小瀬智之さん 「ツアーバス(の駐車場)を予約制にすることで入る台数が分かると、スペースを有効活用することで、より普通車を効率的に案内できる」

 観光に携わる人の声も様々です。

土産物店 「駐車場にスムーズに入れるようになって私たちは来てほしいです」

バスの運転手 「いいと思う。それが当たり前だと思っている」

 村はすでに、バスの駐車料金を3倍以上に値上げすることを決めていますが、予約制もさらに検討を重ね、来年度中に開始したいとしています。