東京メトロ南北線の東大前駅に停車していた電車内などで男性が刃物で切り付けられた事件で、逮捕された男は改札内におよそ30分前に入っていたことが分かりました。

 住居・職業ともに不詳の戸田佳孝容疑者(43)は7日、南北線の東大前駅に停車中の電車内などで20代の男性を包丁で切り付け殺害しようとした疑いが持たれています。

 その後の捜査関係者への取材で、戸田容疑者は事件の30分ほど前に東大前駅の改札を通っていたことが分かりました。

 被害者の男性は事件の10分ほど前に改札を通っていて、2人は面識がないとみられます。

 戸田容疑者は取り調べに黙秘しているということです。

 警視庁が事件の動機などを詳しく調べています。