パキスタン軍は国内に侵入したインドのドローンからの攻撃により、民間人1人が死亡したと発表しました。これまでに25機のドローンを撃墜したとしています。

 パキスタン軍の報道官はインドが7日夜に複数のドローンを東部のラホールなどに侵入させたと8日の会見で述べました。

 これまでに合わせて25機を撃墜したとしていますが、ドローンからの攻撃で民間人1人が死亡、軍の兵士を含めて5人がけがをしたということです。

 一方、インド政府もパキスタンが7日から8日にかけてドローンやミサイルを使い、複数の軍事施設を攻撃しようとしていたと主張しています。

 また、インド軍が8日朝、パキスタン各地にある防空レーダーなどを狙ったと明らかにしたうえで、「ラホールの防空システムを無力化した」としています。

 インドとパキスタンは領有権を争うカシミール地方で先月に起きたテロ事件をきっかけに軍事的な緊張が日に日に高まっています。