宮城県大崎市の牧場で、今シーズンの牛の放牧が始まりました。

 大崎市鳴子温泉鬼首にある大崎市営鳴子放牧場は、雪が残る禿岳のふもとにあります。

 9日は、大崎市の畜産農家が育てている黒毛和種の繁殖牛34頭が運び込まれました。

 牛たちは早速辺りを走り回ったり、青々と茂った牧草を食べたりして、広々とした牧場での生活を満喫している様子でした。

 放牧場の管理者によりますと、放牧によって牛の足腰が強化されるため、健康な子牛を生むことができるということです。

 また、牧草を食べるので餌代の削減にもつながります。

 畜産農家「ひと冬、牛舎の中で過ごしていたので、春になってからはこういう広い場所で伸び伸びとしてもらった方が、大きくなっていくので健康にも良いんです」

 放牧は11月上旬まで続きます。