台湾の高校生の教育旅行を誘致しようと、東日本大震災の伝承団体が20日から台南市の教員向けのモニターツアーを実施します。 モニターツアーを実施するのは、震災伝承活動を行う3.11伝承ロードです。

 3年前から台湾から被災地への教育旅行誘致に取り組んでいて、今回は台南市の高校教員を招きます。

 ツアーは、20日から4泊5日で南三陸町の津波伝承館で体験プログラムに参加してもらう他、語り部バスで旧防災対策庁舎などを案内します。

 3.11伝承ロード推進機構原田吉信業務執行理事「東北にある震災伝承施設を見てもらって、防災教育に役立ててほしい。台湾も地震国なので教訓は生かされると思う」

 伝承団体では「観光資源の豊富さやアクセスの良さなどをツアーを通じて伝えたい」と話していました。