本格的な雨のシーズンを前に、自治体や河川管理者などが参加して堤防決壊を想定した大規模な訓練が行われました。

 訓練には東北各県の地方整備局や仙台管区気象台、流域の市町村などから約1300人が参加しました。宮城県は、台風による大雨で名取川の堤防が決壊したという想定です。 訓練ではテレビ会議システムを利用して、各組織の参加者が雨量や水位のデータ、被災状況など住民の避難に必要な情報をリアルタイムで共有しました。

 東北地方整備局小田桐淳司河川調査官「近年は特に梅雨時期の後半に大きな洪水が発生するので、訓練を通じて危機管理能力を高めていきたいと思っております」

 訓練は8時間に渡って行われ、決壊した堤防を迅速に復旧する手順なども確認しました。