東北電力は、6月に予定していた女川原発から青森県六ヶ所村への低レベル放射性廃棄物の輸送を12月に変更すると発表しました。搬出の際に行う検査手順のミスが原因です。

 東北電力によりますと、搬出時期が遅れるのは女川原発から青森県六ヶ所村の日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センターに輸送するドラム缶520本です。

 搬出に当たっては、放射線量が基準から外れていないか測定器で検査しますが、この測定機が正常に動くかを確認するために使用する放射性物質の使用期限が過ぎていたということです。

 今後、改めて全てのドラム缶を検査することから、輸送時期を12月に変更するということです。

 東北電力は使用期間について明確に指示していかったことがミスの原因としていて、今後はチェック項目に明記することで再発防止に努めるとしています。