アメリカの司法省がニューヨーク州のクオモ前知事について、連邦議会で虚偽の発言をした疑いで捜査を始めたと現地メディアが報じました。

 ニューヨーク・タイムズによりますと、去年、ニューヨーク州のコロナ対応を調査する連邦議会でクオモ前州知事が嘘をついた疑いがあるとして司法省が捜査を始めたということです。

 具体的には、パンデミック中の介護施設の死亡者数を数千人規模で過小に報告した問題について「関与していない」と証言したことが虚偽だとされています。

 クオモ氏は今年11月のニューヨーク市長選への出馬を表明していますが、今回の捜査はトランプ政権に近い現職のアダムス市長に有利になる可能性があり、クオモ氏は「明らかな選挙介入だ」と反発しています。