JR東海は、東海道新幹線の雨による運転規制について、近年増加している大雨に対応した新しい運転規制を導入します。
JR東海は東海道新幹線の運行に際して、降雨量が規制値に達した場合に、安全確保のため徐行や運転見合わせなどの運転規制を行っています。
近年は強く長く降り続ける雨が増加していて、これに対応するために土の中にどの程度の水分量があるかを数値化した「土壌雨量」を、新しい運転規制に6月1日から導入すると発表しました。
これまでは過去24時間あたりの降雨量を示す「連続降雨量」を使用していましたが、「土壌雨量」は24時間以上にわたって計測できるため、設備や土壌に与える影響をこれまでに比べて正確に把握できるということです。
また、過去5年間で計測した雨量データを新しい運転規制に適用してみたところ、規制の回数や運転再開までの時間は従来よりも減っていた場合もあったということです。