フィリピンを拠点とする大規模特殊詐欺事件で、“かけ子”として現金をだまし取った罪などに問われている女に対し、東京地裁は懲役4年6カ月の判決を言い渡しました。

 寺島春奈被告(30)は2019年、仲間と共謀して警察官になりすまし当時82歳の女性に電話をかけ、現金をだまし取った罪などに問われています。

 東京地裁は4日の判決で、「高齢者の財産を狙って組織的かつ計画的に実行された」「かけ子の一員として犯行を遂行するうえで不可欠な役割を果たす立場にあった」などと指摘し、寺島被告に懲役4年6カ月の判決を言い渡しました。

 これまでの裁判で寺島被告は、「SNSで知り合った人からリゾートバイトと紹介された」などと主張していました。