男性を殺害し、遺体をスーツケースに入れて川崎市の多摩川に遺棄した罪などに問われている、元交際相手の父親らが初公判で起訴内容を大筋で認めました。

 西高昌浩被告(54)ら2人はおととし12月、娘の元交際相手で動画配信者の原唯之さん(当時46)に睡眠剤の入ったコーヒー飲料を飲ませて眠らせたうえ殺害し、遺体をスーツケースに入れて川崎市の多摩川に遺棄した罪などに問われています。

 横浜地裁で30日に開かれた初公判で、西高被告らは起訴内容を大筋で認めました。

 検察側は冒頭陳述で、「娘が原さんから金を返してもらえないことを家族に相談していた。(原さんに)不満があった」と指摘し、弁護側は「主体的な役割ではなかった」と主張しました。