全国各地でクマによる被害が相次ぐなか、林官房長官は自治体などが出す出没情報に注意するなど「十分な警戒をお願いしたい」と呼び掛けました。

林官房長官 「クマの出没は秋口から増加する傾向がありますが、今年は早い時期から各地で熊の出没が相次いでいることから、国民の皆様には、自治体が発信する情報や地域でのクマの出没に関する情報に注意するなど引き続き十分な警戒をお願いしたい」

 林長官はクマが出没する要因として人里に果物や残飯、家畜の飼料があることや耕作放棄地などで侵入経路となる藪が増えていることを挙げ、食べ物の管理や侵入経路の遮断が重要だと指摘しました。

 政府は去年、「クマ被害対策施策パッケージ」を取りまとめています。