鹿児島県のトカラ列島近海で相次ぐ地震の影響で鹿児島市内などに避難していた十島村の住民のうち、悪石島に住む16人が16日夜のフェリーで島に帰ることになりました。
午後11時ごろ、帰島を希望する島民16人を乗せたフェリーが鹿児島港を出港しました。
村では島外避難を今月4日から実施していて、悪石島と小宝島の住民合わせて67人が鹿児島市内のホテルなどで生活していました。
帰島を判断する目安は震度4以上の地震が5日間発生しないことで、16日も震度4の地震が起きていますが、戻りたいという住民の意思を尊重したということです。
十島村 久保源一郎村長 「元々、避難の呼び掛けに強制力・抑止力はなく、群発地震の続く島での生活も不安だが、鹿児島での避難生活もしんどいと耳にしてきています」
フェリーは17日の朝に悪石島に到着する予定です。