参議院選挙は、20日に投開票です。有権者が求めること、各候補者が最も訴えたいことを聞きました。
改選数1の宮城選挙区に立候補しているのは、現職1人と新人6人の計7人です。大票田の仙台市で第一声を上げた候補者たちは、顔や政策を知ってもらおうと各地でマイクを握っています。国政に何を望むのか、有権者に聞きました。
「物価高対策と、高齢者が増えてくる今後の年金問題をどうするのかなと」「国民のための政治、政策をとってもらえればという感じ」
終盤戦を迎えた参議院選挙、各陣営のこれまでの戦いぶりや最も訴えたいことを聞きました。
立憲・石垣のりこ候補「きょうは何を求めに」
立憲民主党の現職、石垣のりこ候補はこの日、気仙沼市魚市場で漁業関係者と言葉を交わしていました。
立憲・石垣のりこ候補「あくまで自然が相手のお仕事ですので、いかんともしがたいところがあるんですけど、豊漁を願うと同時に資源管理の課題は非常に大きいなと感じました。
できるだけ多くの皆さんにお会いして、直接お会いしたり訴えたりみっちりと頑張っていきたいと思います」
同じ日、自民党の新人、石川光次郎候補の姿もありました。地元の小野寺五典自民党政調会長自らが、漁業関係者を紹介しながら現状に耳を傾けていました。
自民・石川光次郎候補「とにかく全県選挙なので、満遍なく色々な人に会って多くの人に会って多くの意見を聞いて、それぞれの地域課題はいっぱいあると思うので、それに向き合っていかなければいけない。県議時代と変わらず頑張っていきたいと思います」
参政党の新人、ローレンス綾子候補は登米市で個人演説会を開き政策を訴えました。
参政・ローレンス綾子候補「私たちは利権もしがらみもない、そういう政党であり続けたいと思っております。あまりにも闇が多過ぎるんですよね、政治の中で」
れいわ新選組の新人、石井義人候補はJR古川駅前で街頭演説を行い有権者に支持を訴えました。
れいわ・石井義人候補「今だけ、カネだけ、自分だけの政治から国民目線で国民、市民のために政治があるそういう政治をやらせていただきたい」
チームみらいの新人、角野為耶候補はハンドスピーカーを持って週末は仙台市を中心に選挙活動を展開しています。
みらい・角野為耶候補「技術は一部の人たちのものではありません。全ての人たちを救う解決策。私は技術が誰も取り残さず、全ての人を救うことができると信じています」
NHK党の新人、前田太一候補は公示日以降は宮城県入りせずに東京都での活動をSNSで発信しています。
無所属の新人、中村高志候補は選挙公報などで支持を訴えています。
有権者に話を聞くと、今回の争点は物価高と減税に集中しています。
「物価は安くなってほしいなと思っています」「より皆さんが暮らしやすくなるように、生活で大変だとかもあるので」「減税ですね」「市民の立場になって考えてくれる人なのかな、というところその1点を見させていただいた」
選挙戦も終盤に入り、今回の参院選で最も訴えたいことを各候補者に聞きました。
立憲・石垣のりこ候補「やはり農業政策ですね。アグリファーストでこの6年走ってまいりましたので、この農業政策をここで立て直さないと本当に耕作放棄地が増えて、私たちの食糧が危機に陥ると思っておりますので、この立て直しをしっかり訴えていきたいと思っています」
自民・石川光次郎候補「地方創生ですね、人口減少化社会に突入していきます。教育、文化、建設、子育て全ての面で影響を与えてくるわけでありますから、それに耐え得る地方を作っていかなければいけない」
参政・ローレンス綾子候補「1つは減税、積極財政。そして、それから農政です。やはり、お米の問題は深刻だと思っています。国家安全保障にも関わりますので、そのことをしっかり訴えていきたい。それから昔から訴えていること、それは教育ですので、このことも訴えていきたい」
れいわ・石井義人候補「国民が優しくなれるような政治をやっていかなければいけない。金権政治、腐敗政治、企業団体献金こういったもの全てやめさせて、国民目線の国民のための政治をやっていきたい」
みらい・角野為耶候補「テクノロジーで政治の在り方そのものを良くしていくことは、我々にご期待いただきたい。国民に期待されることで政治の在り方ってもっと良くなっていくと思う」
N党・前田太一候補「党の1丁目1番地であるNHK受信料は払わなくて大丈夫ですよと。インターネットが発達してきて、チューナーレステレビが量販店で売られてきている」
無・中村高志候補「物価高に見合うように給料が上がれば、(物価高も)克服できると思っていますし、物がどんどん売れれば、売れた分だけ作った人たちは潤うので、経済がどんどん回る」
参議院選挙の投票は20日に行われ、即日開票されます。