宮城県の2025年の最低賃金の改正について話し合う審議会が、16日から始まりました。過去最大の上げ幅となった2025年に続き、どこまで引き上げられるのか注目されます。

 宮城労働局で開催された審議会には、労働組合や経営者、弁護士など15人が出席しました。

 最低賃金は、企業が労働者に支払う最低限の時給です。

 宮城県の最低賃金は2024年10月、過去最大の50円上乗せで973円となったものの、全国平均の1055円を下回っています。

 審議会は8月にも最低賃金の具体的な金額をまとめ、10月からは新たな最低賃金が適用される見通しです。

 宮城地方最低賃金審議会熊谷真宏会長「労使の適切な議論でお互いに納得のいく金額が決まればと考えております」

 なお、審議会の前には宮城県の労働組合でつくる団体が、物価上昇を上回る最低賃金の引き上げなどを訴える街頭活動を行いました。