ヨーロッパでロシアの脅威が高まるなか、イギリスとドイツが安全保障協力の強化を柱とする友好条約を結びました。
英 スターマー首相 「我々はヨーロッパが直面している課題の大きさを認識していて、真正面から立ち向かうつもりです。友好条約は我々が共有する目標と価値観の現れなのです」
17日、イギリスのスターマー首相はロンドンを訪れたドイツのメルツ首相とともに友好条約に署名しました。
条約には兵器の共同開発や一方の国が武力攻撃を受けた場合に軍事的な手段を含めて支援することなどが盛り込まれています。
ウクライナ侵攻を続けるロシアの脅威に対抗するため、結束を強める狙いがあります。
BBCによりますと、イギリスとドイツが二国間で条約を結ぶのは第2次世界大戦以降初めてで、メルツ首相は会見で「ドイツとイギリスの関係にとって歴史的な日だ」と述べました。