仙台医療圏の病院再編をめぐり富谷市が実施した総合病院の公募について、市は22日、応募した2事業者のうち1者が辞退したと発表しました。

  富谷市では申請した事業者に対し7月22日を期限として応募書類の提出を求め、審査を経て8月20日に最終的な候補者を決める予定としています。

 市は期限の22日、応募した2者のうち1者が応募書類を提出、もう1者は辞退届を提出したと発表しました。市は事業者名を明らかにしておらず、辞退の理由について「法人としての総合的な経営判断の結果」としています。

 また、これまでの取材で応募のうち1者は東北医科薬科大学の附属病院である若林病院であることが明らかになっていますが、関係者によると若林病院は辞退していないということです。

 富谷市の公募の条件は、仙台医療圏にある総合病院で内科、外科を中心に複数の診療科を設置することや、24時間体制で救急医療に対応することなどで、開院時の病床数は100床以上などとしていました。