アメリカ・ホワイトハウスの報道官はウィトコフ中東担当特使がパレスチナ自治区のガザを訪問し、食料の配給拠点を視察する予定だと明らかにしました。

ホワイトハウス レビット報道官 「あす(1日)、ウィトコフ特使とハッカビー大使はガザに入り、現在の配給場所を視察し、より多くの食料を届ける計画を固める。また、ガザの住民と会い、この悲惨な状況について直接、話を聞く」

 ホワイトハウスのレビット報道官は31日、イスラエルを訪問しているウィトコフ中東担当特使がイスラエルのネタニヤフ首相と会談したと明らかにしました。

 ガザ地区に必要な食料と援助を届けることについて話し合ったとしています。

 また、ウィトコフ特使が1日にガザを訪問し、食料の配給拠点を視察するとともにガザの住民と面会するということです。

 イスラエルに駐在するアメリカのハッカビー大使も同行します。

 訪問後、トランプ大統領に報告し、ガザへの食料の配給計画を固めるということです。

トランプ大統領 「人々は飢え、アメリカは6000万ドル(約90億円)の食料の支援をしたが、残念なことにその結果は出ていない」

 トランプ大統領は支援がうまくいかない原因の一部は「ハマスが金や食料を奪っているからだ」と重ねて主張しましたが、「それをイスラエルに監視してほしかった」と、不満も吐露しました。

 また、ウィトコフ特使はガザを訪問した後、ロシアに赴くと明らかにしました。