激しい雨の影響で、鹿児島県の霧島市と鹿児島市では最も高い警戒レベル5の緊急安全確保が出されています。

 霧島市では大雨特別警報の発表に伴い、全域で緊急安全確保が出されました。

 市内にある鹿児島空港では8日午前3時までの1時間に107.5ミリの猛烈な雨を観測し、観測開始以来の最大を記録しました。

 周辺では、6日午後8時の降り始めから8日午前5時までに500ミリを超え、8月の降水量の平年値の2倍近くになっています。

 鹿児島市では2つの川が増水し、氾濫が発生している恐れがあるため午前6時に緊急安全確保が出されました。

 そのほか、鹿児島県内では姶良市のキャンプ場で道路が寸断されて、およそ40人が孤立しているということです。

 気象台は9日夕方にかけて断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降る予想で、河川の増水や新たな土砂災害に警戒を呼び掛けています。