80回目となる「原爆の日」を迎え、長崎市では平和祈念式典が営まれました。

被爆者代表 西岡洋さん(93) 「絶対に核兵器を使ってはならない、使ったらすべてがおしまいです。皆さん、この美しい地球を守りましょう」

 長崎市で行われた平和祈念式典には、核保有国6カ国を含む94の国と地域の大使ら4045人が参列しました。

 市は招待していなかった台湾の参列を受け入れた一方、中国は欠席しました。

被爆3世 小島ほの楓さん(21) 「核兵器がこの世界からなくなって、まだまだ戦争がある国もたくさんあるので、その国が戦争が終わって平和になればいいなと思っています」

父が11歳で被爆 岩崎由美子さん(65) 「平和を願うことをずっと忘れないでいたいなって」

 9日午前11時2分、平和公園の「長崎の鐘」とともに原爆開発に関わった医師の孫が呼び掛け、アメリカのカトリック信徒ら600人以上からの寄付でよみがえった浦上天主堂の鐘も鳴り響き、長崎は祈りに包まれました。