アメリカのトランプ大統領は雇用統計の下方修正を受けて解任した労働統計局長の後任に保守系のエコノミストを指名しました。

 労働統計局長に指名されたE・J・アントニ氏は保守系シンクタンクのヘリテージ財団のエコノミストで、トランプ大統領の2期目の政権構想、「プロジェクト2025」に関与しています。

 トランプ大統領は1日に発表されたアメリカの雇用統計で過去の結果が大幅に下方修正されたことを受け、データが政治的に「操作された」と主張し、労働統計局長の解任を命じていました。

 トランプ氏は自身のSNSで「我が国の経済は好調に推移していてE・J氏は公表される数値が正直で正確であることを保証してくれるだろう」と投稿しました。