記録的な大雨となった九州では、これまでに熊本県で3人、福岡県で2人が不明となっていて、警察などが捜索を続けています。

 11日、7つの市と町に特別警報が出された熊本県では浸水や冠水の被害が相次ぎ、住民らは12日朝から片付けに追われています。

 また26カ所で道路が寸断され、渋滞が発生するなどしています。

 県では土砂崩れに巻き込まれるなどして男女2人が心肺停止の状態で発見されました。

 また玉名市と熊本市で合わせて3人が川に流され、安否が分かっていません。

 福岡県福津市では10日、男女2人が川に流され、警察などが捜索を続けています。

 2人が流された川は当時、氾濫危険水位を超えていて、目撃者によりますと、男性が水に足を取られて流された後、女性も流れにのまれたということです。

 12日は65人態勢で捜索が続けられていますが、現在も行方が分かっていません。