終戦から80年を迎え、宮城県大崎市では学童疎開を受け入れた、当時の様子を伝えるパネル展が開催されています。
疎開先の旅館での授業風景や温泉を楽しむ笑顔の子どもたち。
JR鳴子温泉駅で開催されているパネル展には、当時の学童疎開の様子を写した写真など、7点が並べられています。
鳴子温泉地区には、太平洋戦争が激化した1944年から翌年にかけて、東京から約6500人の子どもたちが戦禍を避けるため集団疎開しました。
パネルでは、当事者の証言も紹介され、配給で足りない分を旅館の人が自家用の食料で賄ったことや絵具を食べた子どもがいたことなど、当時の厳しい食糧事情が伺えます。
鳴子温泉郷観光協会菊地英文事務局長「いろんな思いでここに当時来ていただいたことを今の人達にも、是非覚えていってもらいたいなという思いで展示をしております」
展示会は、JR鳴子温泉駅2階で17日まで開催されています。