アメリカのカリフォルニア州議会が、民主党に有利な選挙区案を可決しました。テキサス州で共和党が進める同様の区割り変更へ対抗した形です。

 カリフォルニアの州議会は21日、選挙区の区割り変更案を両院で可決し、旗振り役で民主党のニューサム州知事が直ちに署名しました。

 変更案が実現すれば、カリフォルニア州選出の連邦議会52議席のうち5議席を民主党が共和党から奪う可能性があります。

 これはテキサス州で共和党が議席増に向けてトランプ大統領の要望で推進する計画への対抗策で、こちらも同じ5議席を共和党が民主党から奪うとみられています。

 一連の動きは現政権に不利になりがちな中間選挙が来年に迫っていることへの対策で、円滑に議会を運営したいトランプ大統領と大統領選へ出馬が有力視されるニューサム州知事が真向から対立した形です。