2024年、仙台市でリフォームの顧客の男性に暴行を加えて死亡させ、現金を奪ったとして強盗致死などの罪に問われている男が、初公判で起訴内容を認めました。
リフォーム会社の元社員、佐藤加寿也被告(45)は2024年2月、青葉区折立の住宅に侵入し住人の大塚修さん(当時72)に体当たりするなど暴行を加えて死亡させ、現金約1400万円を奪ったとして強盗致死などの罪に問われています。
仙台地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、佐藤被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「佐藤被告は工事などで以前からこの住宅を訪れていた」「手袋や結束バンドなどを事前に準備し犯行に及んでいた」などと指摘しました。
被告人質問で佐藤被告は「2023年6月に、リフォーム工事のために部屋を片付けた際に、かばんの中に現金が入っていることに気づき、金を奪うことを思い立ち、行動に移してしまった」と述べました。