中国ではじまった上海協力機構の首脳会議で、習近平国家主席が「覇権やいじめ行為に反対する」などと欧米に対抗する国同士の新たな結束を訴えました。

 中国とロシアが中心となって設立した上海協力機構首脳会議には、プーチン大統領やインドのモディ首相などが参加しています。

 冒頭、習主席は演説でアメリカを念頭に「覇権やいじめ行為に反対する」と主張しました。

 また、26カ国からなるこの枠組みについて「国際的な影響力が日増しに強まっている」と指摘しました。

 そのうえで、連携を強化するため新たに安全の脅威に対応する仕組みを作るほか、加盟国への20億元=およそ400億円の無償援助を提供し、独自の開発銀行の設立を急ぐとしています。