韓国国防省は北朝鮮に向けたラジオ放送を15年ぶりに停止したと明らかにしました。

 韓国国防省は1日、北朝鮮の住民に向けて大衆音楽やニュースなどを流すラジオ放送「自由の声」を15年ぶりに停止したと明らかにしました。

 「軍事的緊張緩和のための措置の一環」と説明しています。

 李在明(イ・ジェミョン)政権としては、金正恩総書記が近く中国を訪問し、習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と対面するのを前に、緊張緩和に向けた韓国政府の姿勢を改めて強調する狙いとみられます。

 李大統領の就任後、韓国政府はスピーカーを使った境界地域での宣伝放送や情報機関「国家情報院」によるラジオ放送も相次いで停止しています。