宮城県の色麻町議会の議長が、議会事務局長に「職員を辞めろ」などと発言するパワハラがあったとして、一部の町議会議員が議長の不信任案提出を準備していることが分かりました。
4日に開会した色麻町の9月議会で注目されたのは一般質問、ではなく議長によるパワハラです。
色麻町議会の天野秀実議長は、7月18日開催の議会運営委員会に15分ほど遅れて出席しました。着席した際に書類を机にたたきつけ、議会事務局長に「日程がある度に電話をよこしなさい」「俺も議長をやめるから一緒にやめろ」と発言したということです。
天野秀実議長「遅れてきたことを私の立場上、誰かの責任にしてはならない。私が飲み込まないと組織は動かない。職員の皆さんには一切責任はないことを話しました。職員にミスがあったとしても上司の私の責任だから、今後委縮せずにのびのびとやってくれという話をしました」
議会事務局によると「議長には事前に予定表を渡していて、誤った時刻は伝えていない」ということです。
これを受けて町議の一部が天野議長の不信任案提出を準備していて、早ければ来週中にも提出される予定です。