石破総理の突然の辞任表明に与野党からは重い決断を下したと評価する声も上がっています。

■党内からは「重い決断」

橘慶一郎内閣官房副長官 「物価高を克服していくということにおける手立てが十分じゃないって状況だったんでしょうね。選挙の結果ってのは厳粛に受け止めなければけないし、総括の場でも総理からも最高責任者として重く受け止めているとおっしゃってました」

自民党 小野寺五典政調会長 「まだ総理の会見をしっかり聞いているわけではありませんが、党本部の方から至急戻るようにということでありますので、それなりに重い決断をされることなのかなと思っております。様々な声を石破総裁は聞いてこられたと思います。両院議員総会もありますし、私ども執行部にいた者の意見もしっかりと聞いていただいた。それを最終的に踏まえてきょう、会見でなんらかの方向を出されるんじゃないか」

自民党 遠藤利明元総務会長 「きのう夜遅く、総理に近い方からそれらしい話のメールはありましたけど、どういう状況か分からなかったので、総理として、総裁として賢明な判断をしていただいたのと同時に、分断を避ける思いで、重い決断をしていただいたと改めて感謝をしたいと思います」

自民党 岩田和親衆議院議員 「重たいご決断であったんだろうと、党内の分断が進んでしまう、そして世論の皆さんの声の厳しさを私も肌で感じておりましので、やはりこれは一国の総理でもありますし、政治家としての出処進退、自らご決断されるのが一番いいだろうと」

国民民主党 玉木雄一郎代表 「先ほど、一部報道で今夜6時から石破総理が辞任の会見をすると報道が流れました。まだどうなるか分かりませんね。解散総選挙をやるという会見かもしれないし、辞めるといってもいつ辞めるか分からないし、総裁選前倒しになった時にご自身が出るかもしれないし、まだ色んなことが決まっていません。でもそれは自民党の中の話なので、私たちからすれば早く決着をつけてもらいたいんです。やるならやる、辞めるなら辞める」

■国民の反応は…

 突然の辞任表明に街の人は。

60代 「絶対に辞めないかなと思っていた。何を言われても、ちょっと意外だなと。本当に睡眠時間が少ないことは耳にしていた。そこを聞いたときに頑張っていると思ったので、ちょっとショック」

 厳しい意見もありました。

40代 「結局辞めるなら、もっと早く辞めていればと。トランプ関税とか色々あって、それが落ち着いたからかもしれないが、はたから見ていると引き延ばしているようにしか見えなかった」

「はっきり答えないですもんね、いつも質問の答えがずれていて」

30代 「選挙前に2万円配るってあったじゃないですか。実際議席そんなとれなかったからやめたっていうのが、手のひら返しがすごいと思って、選挙終わりきょうまでなんだったのか疑問がある」

 地元・鳥取からは辞任を惜しむ声も。

「もっと頑張っていただけたらとてもうれしかったが、世の流れがそうであれば仕方がないのかな。石破さんの政治家キャリアは続いていくので、応援したい」

 石破総理はこの後午後6時から会見し、辞任の意向を表明します。