ロシア当局が極東ウラジオストクの「日本センター」に2度にわたって立ち入り検査をしていたことが分かりました。

 在ロシア日本大使館によりますと、ロシア内務省は7月30日と8月26日の2度にわたって、ウラジオストクにある「日本センター」に立ち入り検査を行いました。

 職員らが事情聴取を受け、文書などが持ち去られたということです。

 「日本センター」は2003年にインフラ技術支援や日本語教育を通じた人材育成を目的として、政府間の合意により設立されました。

 ロシア国内に6カ所ありますが、ロシアのミシュスチン首相は今年1月、「日本センター」に関する両国間の覚書の履行停止を命じていました。