イスラエルがイスラム組織ハマスの幹部暗殺を狙ってカタールの首都ドーハを空爆したことについて、林官房長官は「強く非難する」と述べました。

林官房長官 「イスラエルによる攻撃が行われたことは外交努力を妨げカタールの主権と安全、ひいては地域の安定を脅かすものであり、わが国として強く非難をいたします」

 林官房長官は、カタールへの連帯を表明したうえで、「イスラエルに直ちに交渉に立ち戻り停戦の実現と人質の解放に誠実に取り組むよう強く求める」と強調しました。

 また、「すべての関係者に地域の安定を損なういかなる行為も控え、事態の沈静化を強く求める」と述べました。

 イスラエル軍は9日、ハマス高官らを標的にドーハを空爆し、ガザ地区の停戦案を協議していたハマス関係者ら6人が死亡しました。