自民党総裁選挙は、22日告示、来月4日投開票で正式に決まりました。今月10日午後には、茂木前幹事長が他の候補に先駆けて出馬会見を行います。

 (政治部・小手川太朗記者報告)  茂木前幹事長は、若手の登用など挙党体制を訴える考えです。

自民党 茂木前幹事長 「党の立て直しを図ると同時に政権の安定、これを模索する中で経済を再生させていかなければならない」

 茂木氏は、さらに「経済の好循環を回す新しいサイクルを作る」と強調しました。

 今回、一番に表明し、発信を続けているのは去年の総裁選で埋没し、6位に終わった苦い経験があるからです。

 また、高市前経済安保担当大臣も出馬の意向を固め、週内にも表明する方向で調整しています。

 一方、林官房長官もすでに出馬の意向を固め、岸田前総理らに伝えています。

 9日夜は、日本維新の会の馬場前代表とも会談しました。

 陣営幹部は「維新と近いのは小泉さんだけじゃない。野党との協議もしっかりできる懐の広さを見せたい」と話します。

 今回の総裁選は、連立の組み換えも視野に野党との協力体制が築けるかも焦点となります。