アメリカが利下げに踏み切ったなか、日本銀行は18日から金融政策を決める会合を開きます。アメリカによる関税措置の影響を見極めるため、利上げは見送られる見通しです。

 日銀は、2%の物価安定目標が実現する確度が高まれば利上げする方針です。

 しかし、アメリカの関税措置の影響が見通せないとして、前回7月の会合まで4会合連続で政策金利を0.5%程度に据え置いています。

 日米の関税協議では、自動車関税を15%に引き下げることなどで合意しました。

 日銀は、不確実性が低下したとするものの、アメリカ経済や企業業績などへの影響を見極めたい考えです。

 このため、市場では今回も利上げが見送られるという見方が広がっています。