khb東日本放送が28年にわたって取り組んできた旧優生保護法強制不妊手術をめぐる一連の報道が、日本民間放送連盟賞の特別表彰部門、放送と公共性で最優秀を受賞しました。
khbでは、旧優生保護法による被害の実態や残された課題を28年にわたってニュースやドキュメンタリー番組で伝えてきました。
18日に2025年日本民間放送連盟賞の審査結果が発表され、khbの旧優生保護法をめぐる一連の報道が特別表彰部門、放送と公共性で最優秀を受賞しました。
受賞理由では、法成立に至る経緯とその裏にある差別・偏見を浮き彫りにし、国の責任を追及している。被害者が奪われた人生を取り戻すために闘う姿を記録するとともに、その歳月の重みと理不尽さを伝えることで、旧優生保護法がもたらした罪への認識を深めている。地道に取材を継続し、報道の力で社会を前に進めたことが、メディアの公共的役割を真に果たした取り組みとして高く評価されました。
khbが日本民間放送連盟賞で最優秀を受賞するのは初めてです。また、ほっとネットとうほく傷痕−優生保護法が奪ったもの−が、北海道・東北地区審査会で番組部門のテレビ教養番組で優秀賞に選ばれています。