イスラエルのネタニヤフ首相がカタールのムハンマド首相兼外相に電話し、ハマス幹部を狙ったドーハでの攻撃を謝罪しました。

 イスラエル首相府はネタニヤフ首相が29日、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談した際にカタールのムハンマド首相兼外相に電話をしたと発表しました。

 その中で、今月9日に犠牲者を出したドーハでの攻撃について「標的はハマスだった」としながらもカタールの主権を侵害したことを謝罪したということです。

 また、今後は、標的としないことも約束したとしています。

 カタールはガザ地区の停戦交渉を巡る仲介国を務めていて、仲介の再開を前にイスラエルに謝罪を求めていました。

 この攻撃は、停戦案を協議中のハマス幹部を狙ったものでしたが、幹部の暗殺に失敗し、ハマスのメンバー5人とカタール側1人が死亡しました。