日本サッカー協会の男性幹部が飛行機内で児童ポルノを閲覧したなどとして、フランスで有罪判決を受けていたことが分かりました。協会は7日付で幹部を解任しました。

 解任されたのは20歳以下のサッカー日本代表の監督を務めた影山雅永技術委員長(58)です。

 地元メディアによりますと、影山氏は2日、20歳以下のワールドカップ視察に向かう機内でノートパソコンを使って少女の裸の画像を所持・閲覧したとしてフランスで逮捕されました。

 6日の裁判で影山氏は「AI(人工知能)が生成した画像だ。フランスで禁止されているとは知らなかった」と主張し、裁判所は執行猶予付きの懲役1年6カ月などの有罪判決を言い渡しました。

 影山氏は即日、釈放されたということです。

 協会の宮本会長は「ガバナンス、コンプライアンス体制を改めて見直すとともに徹底的に強化・改善を図って参ります」としています。