サイバー攻撃による金銭被害などの発生を防ごうと、177の金融機関が参加するセキュリティ対策の演習が行われています。
「金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習」は金融庁が毎年実施していて、10回目となる今年は過去最多の177の金融機関が参加し、28日まで行われます。
演習のシナリオは業界ごとに異なり、例えば暗号資産の業者はサイバー攻撃で暗号資産が流出した想定で、初動対応や攻撃内容の分析などを行います。
サイバー攻撃を巡ってはアサヒグループホールディングスでシステム障害が今も続くなど、被害は深刻化しています。
金融庁は金融システムの安定にも影響を及ぼしかねないとし、「業界全体の対応能力のさらなる向上が不可欠」だとしています。