仙台市泉区根白石の住宅地に、太陽光発電施設をつくる計画が浮上しています。これに対し住民からは不安や反対の声が相次いでいます。

 計画は仙台市泉区根白石の農地、約2000平方メートルを、広島に本社を置く事業者が買い取り、跡地に太陽光パネルを設置するというものです。

 建設予定地は、住宅地の裏手にある平地で、農道を通らないと入れない場所です。

 11日の夜に開かれた、地域住民を対象とした説明会で、事業者側は、住民の意見を尊重して計画を進めると強調しました。

 事業者「しっかりと、法令重視、また地域の住民の皆さまのご意見を頂戴して、調和が取れたもの以外の施工というのはしておりません」

 しかし、住民からは次々と質問の声が上がりました。

 住民「土地の価格が下がる。周りの。全国的に絶対下がると思うが、平地に建てられるというのはなぜ。わざわざこの根白石に、人口が上がっているところに、わざわざ下げる意味ないのではないか」

住民「風がすごく吹いている時に、火災が起きてしまったら、すごく心配になる」

 住民から出たのはほとんどが反対意見。雨水の流れが変わることや、工事車両による事故を心配する声もありました。

 事業者「本当にその計画の計画段階。事業ができるのであれば、皆さんにご協力をしていただきながら、進めていければと思っている」

 事業を進めるためには、あくまでも住民の理解が必要とし、計画を取りやめる可能性も示唆しました。

 住民「あまりにもずさんで、もう少し何かでき上がったものかと思ったが、周りの人も全体的には反対というような雰囲気。今の状況では賛成に至る状況ではないということだと思う」

 構想に反対する住民は、オンライン上で反対署名を募っていて、既に約400人分の署名が集まっているということです。