宮城県東松島市で伝統野菜、仙台白菜の収獲が盛んに行われています。

 JAいしのまき管内では4人の農家が90アールの畑で仙台白菜を栽培しています。

 栽培されている松島純二号は、大正時代に誕生した伝統種ですが新たな品種の普及とともに市場から姿を消していました。

 東日本大震災の後、塩害に強い特徴が注目され復興のシンボルとして栽培が復活しました。

 夏の少雨や10月の大雨などで成育の遅れが心配されましたが、肉厚で甘くて柔らかな出来だということです。

 やもと蔬菜組合遠藤淳一組合長「寒くなってきたので、一番はやっぱり鍋がお勧めかなと思います」

 収獲は12月上旬まで行われ、45トンの出荷を見込んでいます。宮城県のスーパーなどで販売されるということです。