新潟県の花角知事が再稼働を容認する意向を固めた東京電力の柏崎刈羽原発で、社員がテロ対策に関わる秘密文書を複数回にわたり無断でコピーして、保管していたことが明らかになりました。

 原子力規制委員会が示した資料によりますと、東京電力の担当社員は今年6月、柏崎刈羽原発のテロ対策に関わる秘密文書を必要な手続きを取らずに保管場所から持ち出してコピーし、自分の机に保管していました。

 文書は、決められた場所での厳重な管理が義務付けられていますが、この社員は他にも同様の行為をしていたということです。

 東京電力によりますと、現時点では社外への流出は確認されていないということです。